【レビュー】格安5Gスマホ「Realme V5 5G」の外観と動作をチェック。

20/10/17レビュー, 外観

驚きの価格1499元(約23000円)で登場したRealme V5の外観を見ていきます。
先日発表された「Realme Q2i 5G」(998元、約16000円)に5G最安の座を譲ったものの、6GBメモリ、48MPカメラ、FHD+ LCDという上位仕様で、価格競争の激しい格安5Gスマホのにおいてスペックと価格のバランスに長けたモデルとして未だに強い存在感を放っています。

ディスプレイ

表示エリアに曲面の無いフラットガラス。
外周部分だけ僅かに湾曲しているタイプです。

最初から保護フィルムが貼られています。
防汚処理されているため汚れの拭き取り性も良好で指滑りも悪くありません。ハードコート処理も施されていると思われます。

背面パネル

背面は3D形状の樹脂パネル。
マット仕上げでサラサラの触感です。表面の凹凸はほとんど感じられず、樹脂パネルながら高い質感を感じる仕上げです。
やや指紋が目立ちますが防汚コートがかけられている様子。
反射感の異なる2トーンが特徴的で海外端末ならではの独特な雰囲気を醸し出しています。

構成

表裏のパネルでメインフレームを挟む構成 。
ディスプレイ以外の主要構造部品が樹脂であるにもかかわらず剛性感はまずまずでカッチリとしています。

ファンクション

底面部にイヤホンジャック、メインマイク、Type-Cコネクタ、スピーカー。

天面部にサブマイク。ガラスのエッジ部分にレシーバーがあります。
通知LEDは非搭載。

レシーバーの右横に近接センサーがあり、保護シートを僅かに逃がした形状にしてあります。

左側面にボリュームキーとカードスロット。ここも樹脂製。
明確なクリックがあり押し心地は良好。

右側面に指紋センサーが内蔵された電源キー。
かなり低く作られていますがボリュームキー同様押し感は極めて良好。グラつきもほとんど無く高い精度感があります。

カードスロット

付属のピンを挿し込んでカードトレイを引き出します。
ゴムパッキンは付いていません。

SIM2枚、もしくはSIM1枚+SD一枚に対応するマルチトレー。

開口部に型番がレーザー刻印されています。
2020年版iPhone SEにも同様の刻印がありました。

メインカメラ

4眼構成のメインカメラはガラスパネルの下に収められています。
しっかりと防汚処理されていて汚れが付きにくくなっています。

・4800万画素メイン
・800万画素広角
・200万画素マクロ
・モノクロポートレート

カメラ部分の厚さは10.66mm。

本体部分は9.43mm。
カメラの出っぱり量は1.23mmということになります。そこまで気になる出っ張りではありませんが片寄せのため机上での使用においてはガタガタと不安定になります。

そして本体厚さの公称値9.1mmに対して実測9.43mmと乖離が大きい結果に。
保護フィルム分0.1mmを差し引いても0.23mmの差は誤差としては大きく、POCO F2 Proにおいても同様の結果であったことから昨今の中華メーカー製スマホは独自の測定ルールを設定しているのかもしれません。

重さ

重さは199g。
公称値+5gとこちらもやや差が大きいように感じます。
それでも5000mAhの大容量バッテリー搭載機にしては軽量。

電源ON

ブート中はRealmeロゴが表示。

OPPOのColor OSがベースのようです。初期バージョンは7。

画質

ディスプレイは液晶パネルです。
拡大すると「く」の字状にRGBが配列しています。
視野角も広く角度による色変化も気になりません。明るさも十分。

90Hz駆動のディスプレイは大変スムーズに動作します。
設定で60Hzと90Hzを選択することができます。

指紋センサー

認証は非常に高速。インディスプレイセンサーや顔認証に比べると比較にならないほどの圧倒的な速度です。
指紋を登録すればキーに触れるだけでロック解除できる設定に変更できます。

サブカメラ

ピンホールタイプで1600万画素のサブカメラ。
周囲に僅かに明暗のムラが生じていますが軽度です。複雑な光学フィルターで構成されたLCDモジュールはOLEDに比べて内部構造の影響を受けやすくこのようなムラが発生してしまいます。

直径は約4.8mm。
最近のピンホール端末の中では大きい方で結構な存在感があります。
以前レビューしたRedmi Note 9Sは約4.5mm。僅かな差ですが実際の見た目のインパクトはその数値以上にはっきりした差として表れています。

カメラが大きいためステータスバーが太くなってしまいます。
幅にして7mm程の領域が潰されてしまい、せっかくの大画面が台無しに。
径の大きなピンホールカメラはこのような影響があります。

カメラ画質

全て標準モードでのフルオート撮影。HDRはオフ。
標準モードは1200万画素(4000×3000ピクセル)で撮影されます。

マクロは200万画素のため粗さが目立ちます。接写感も少し物足りません。

標準12MPと48MPの比較。
48MPはクセが強く、輪郭が不自然に強調されたような画像に。

夜景撮影。
ノイズが強くグラデーションの潰れが目立ちます。

サウンド

スピーカーはシングルスピーカーで底面の穴からのみ音が出ます。
低音が弱く厚みを欠いた軽めな音質。
音量はかなり大きく屋外でも十分なボリュームを確保できます。

急速充電

付属の充電器とケーブルを接続すると「DART」と表示され、DART CHARGEが開始されます。
独自規格の急速充電方式のためスマホ本体、充電器、ケーブル全てを対応する機器で組み合わせる必要があります。
試しにケーブルを他社品に交換してみたところDART CHARGEにはなりませんでした。

5000mAhもの大容量バッテリーを58分で満充電にできました。時間当たりの充電量はこれまで検証した端末の中でも最上位クラス。
90%を超えるまで速度を落とさず一気に充電しています。

充電中は充電器本体が触っていられないほどの高温になります。特に赤色部分は発熱が酷く、皮膚の弱い人や小さな子供は注意が必要。
USBケーブルもほんのり温かくなります。
そして充電器からジリジリと強めのノイズ音が聞こえて耳障りです。

講評

精度も高く2万円台前半の端末としては不満の無い仕上がりでした。
カメラの画質はスペック負けしている部分がありますが価格相応と納得できるレベルです。

格安だからといっていたずらに機能やスペックを削がない姿勢は中国メーカー勢ならではで非常に好印象。
日々激化する格安5Gの価格競争に呼応して矢継ぎ早にリリースしたのではなく、しっかり考えて作られたモデルであると感じます。

見劣りしない性能を持たせつつ、質感やユーザー体験に影響を及ぼさない部分で静かにコストを削るバランスの上手さはRealmeでも健在です。