【レビュー】Xiaomiの工具がカッコイイ。ネジ締めが楽しくなっちゃう充電式ペン型コンパクト電動精密ドライバー。

21/01/26レビュー

Xiaomiが「米家」(mijia)というブランドで中国国内で販売しているペン型充電式ドライバーをレビューします。

米家について

米家は"米(mi) 家(home)"が意味する通り、Xiaomiが展開するスマートホーム製品のブランドで、生活雑貨から家電まで様々な商品を取り扱っています。
特徴的なのは高いデザイン性と統一感、そしてIOTへの対応範囲の広さ。
その範囲は電気が通る物ならほとんどスマホと連携できるのではないかと思えるほど。
Xiaomiは既に数億もの自社デバイスがインターネットに接続されていると説明していました。

ドライヤー、据置き型浄水器、蚊取り器、ソープディスペンサーまであります。他にもセキュリティカメラやエアコン、照明機器、電動歯ブラシなど多種多様の品揃え。
店舗で実際に触れてみるとそのどれもが高い精度で作られていることを感じられます。
それでいて驚くほど低価格なわけですから、あれもこれもとつい目移りしてしまいます。

パッケージ

Xiaomiらしい白を基調にしたパッケージ。
製品の写真部分が艶加工されていて高級感を演出しています。

製品名:米家電働精修螺絲刀
型番:MJDDLSD003QW
付属するビットは24本で、特に精密系が充実。
ざっと見たところ大抵のスマホで使われているネジは網羅しているようです。
以前紹介したiPhoneの超特殊ネジに対応するY0.6(Y000)も入っています。

中華メーカー定番のサラサラタッチの袋に入った本体がキッチリ納まっています。

無駄の無いパッケージ構成。
説明書は中国語表記のみ。

同梱品

柔らかくて使い勝手の良い充電用USB Type-Cケーブルが付属。長さは50cm。
付属するケーブルが手抜きでガッカリさせられることもありません。

本体一式

アルミ製のケースはメタリックグレーのアルマイト仕上げ。
手に取るとズッシリと重く、ひんやりとした触感がミリタリーな雰囲気を醸し出します。

米家のロゴ。

裏面には銘版が刻印されています。

ケースはプッシュオープン式。
天面をカチッと押すと中身がスライドして出てくる仕組み。

ビットはマグネットでケースに保持されています。
説明書によるとこの磁力によってビットが着磁されるとのこと。

ドライバー本体

本体もケースと同じメタリックグレー仕上げのアルミ製。精巧な造りで安っぽさはありません。
長さ158mm、直径16.45mm。
重さはたったの60g。スマホの約1/3程度。

硬質TPU製のボタン。
「R」で時計回り(締め付け)、「L」で反時計回り(緩め)。

トルク調整機能

背中のダイヤルを左右に回して締め付けトルクを2段階に調整可能。
I…0.05N・m
II…0.2N・m
使用しない時は中央のニュートラルにしておくことで不意な動作を防ぐことができます。
電動を使用せず手締めすることも可能で、その場合は3N・mまで負荷がかけられます。

充電

USB Type-C対応のおかげでスマホの充電器をそのまま使うことができます。
充電中はインジケーターが赤く点灯。高層ビルの航空障害灯のようにゆっくりふんわりと点滅します。
充電が完了すると白点灯に変わります。
350mAhのバッテリーにより満充電で約400本のネジを締めることができるとしています。

ビット

ビットはマグネットでチャック。差込口に近付けるだけでパチッと気持ち良く吸い付きます。
挿すだけ、抜くだけで簡単に交換ができて作業効率が上がります。

着磁効果によりネジがくっつきます。
軸に若干ガタがあるものの作業の弊害になる程ではなく許容範囲。

ビットのシャンクは対辺3.96mmの六角型。全てのビットで共通。
S2鋼という工具鋼でできています。

サイズ感

手に持つとまさにペン型と呼ぶに相応しいサイズ感です。
細過ぎず太過ぎず作業のしやすい太さ。なんといっても軽くて取り回しが楽々で、思わず「これが電動工具?」と疑ってしまいます。
そしてデザインが良いので様になります。

動作

モーターの駆動音が良い感じです。なかなか心地良いギアノイズを奏でています。反転時は少し音が変化します。
軸ブレは作業に影響する程ではありませんが、本体の向きによってカラカラ音が出るのが少し気になるところ。
寝かせ気味にするとカラカラ音が出やすい傾向があります。

試しにスマホのネジを締めてみました。
締めきりはクラッチ式のようにカチッと止まるのではなく、負荷に応じて回転が落ちていき徐々に止まる感じです。
軽快さが気持ち良くてネジを締めが楽しくなってしまいます。

価格と販売元

価格は169元で、日本円にして驚きの約2700円。
素晴らしいコストバランスです。

今回はXiaomiの公式通販サイト「小米商城」で販売されているものを購入しました。
https://www.mi.com/buy/detail?product_id=12636 (※Xiaomi中国サイト)
2021年1月時点では中国国外では販売されていません。

割高になりますが日本のAmazonでも購入可能。

講評

Xiaomiが工具を作るとこうなるのか、と納得させられる製品。美しいデザインと確かな性能が所有欲を満たしてくれます。
無骨でパワフルさを主張する形状が多い電動工具において優しくて軽やかなデザインは大変貴重なもの。
これなら文具のように見えるところに置いておくこともできます。
家具の組立のような重い作業には向きませんが、スマホの分解やおもちゃの修理など日常のちょっとした作業では十分活用できそうです。

Xiaomiはスマートフォンと連携する生活用品によって相互にシェアを伸ばすことに成功しているように思えます。
スマートフォンを買うためにサイトを訪れると生活用品が目に入り、またその逆も同様。
しかもそれらが連携するとあっては購買意欲に相互作用が働いていることは容易に想像できます。

魅力的なものを統一された世界観で低価格で提供する、というシンプルな行為を高い精度で実現できるのはXiaomiだからこそであり、今後の更なる発展と日本での展開に期待が高まります。

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