【修理】ちゃんとやりたい人向けの「第2世代iPhone SE(2020)」のバッテリー交換方法。Part.2
2020年5月に発売された第2世代iPhone SEのバッテリー交換Part.1の続きです。
Part.2ではタブの貼り付け~組み立てまでを解説します。
タブの貼り付け(Top側)
まずはTop側から。
小さな青色のフィルムを剥がします。
この時テープのタブがフィルムについてこないようにゆっくり剥がしていきます。
オレンジ色のフィルムを少し浮かせ、平らな板を使って直角に起こしたらそのままバッテリー側へ倒してタブを貼り付けます。
この状態でタブを圧着します。
軽く押せばOKです。
オレンジ色のフィルムを剥がします。
Top側が完成しました。
タブの貼り付け(Bottom側)
続いてBottom側。
青色のフィルムを剥がします。
この付近は内部に制御基板や電極があり、特に弱い部分なので優しく取り扱います。無理な力をかけないように注意しながら作業します。
板等を使ってピンク色のフィルムを直角に起こし、そのままバッテリー側へ倒してタブを貼り付けます。
軽く撫でるように圧着したら完成です。
この時、強くつまんだりグイグイ押したりしてはいけません。
本体への貼り付け
ピンク色のフィルムを剥がして接着面を露出させます。
2つのポイントを意識して本体に貼り付けます。
・バッテリーの周囲に隙間を空ける。(外部からの衝撃がバッテリーに伝わらないようにするため)
・基板のコネクタの位置を合わせる。
貼り付けができたらバッテリーをしっかりと圧着し、最後にコネクタを挿入します。
貼り付け面のクリーニング
本体側の貼り付け面(赤色部分)を清掃します。これができていないと新しい両面テープが上手く貼りつきません。
ホコリなどのゴミだけでなく古い両面テープの糊も除去しましょう。綿棒にアルコールなどを付けて丁寧に掃除します。
アルコールが内部に垂れないように注意しながら作業します。
ディスプレイ側も同様に古いテープを除去します。
古いテープを剥がし、貼り付け面(赤色部分)に残った糊を綺麗に清掃します。
清掃が終わったらアルコールが乾くようにしばらく放置します。
ディスプレイ用両面テープの貼り付け
ディスプレイ用両面テープを準備します。
黒い部分がテープ本体で、非常に細く貼り付け作業の難易度も高めです。
一番大きなフィルムを剥がします。
本体に貼り付けます。
ピッタリのサイズで作られているため少しでもズレると上手く収まりません。
全体を同時にふわっとはめ込むように置くと上手くいきます。
ヘラなどを使って両面テープを圧着します。
タブが出ているフィルムを剥がします。
残った細いフィルムを剥がします。
両面テープが浮かないようにゆっくり剥がしていきます。テープの浮きがみられた時はヘラ等で圧着しなおしてまた剥がしての作業を繰り返します。
ディスプレイの取り付け
コネクタを挿入し、板金をネジ止めします。
①Top→②Side→③Bottomの順に嵌めていきます。
①の部分は滑り込ませるようにはめ込みます。
全て嵌めたら両面テープを接着するためしっかりと圧着します。
ネジを締めたら完成です。
全ての分解はこちらから。
今回使用したテープ類は「iPhone8 黒ガラス用」です。
同等品がAmazonでセット販売されています。
Lightningコネクタ横の2本のネジ(ペンタローブ)を回せる特殊ドライバーはこちら。
各モデル共通のため一本持っておくと便利です。
コネクタ周りのネジを回せるドライバーはこちら。
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