【外観】実は水色。グレイシャーホワイトの「日本版Xiaomi Mi Note 10」の外装をレビュー。

19/12/20

1億800万画素の5眼カメラで市場を盛り上げてくれているMi note 10。
パールな輝きが美しい外装をレビューしていきます。

保護シート

保護シートを剥がします。
IMEIラベルの部分はわざわざ糊が抜いてあります。

まぁまぁ大きなゴミが挟まってます。

シートにこんな注意書き。
“サードパーティー製の保護フィルムやガラスを貼ると指紋センサーのアンロック性能に深刻な影響があります"
ディスプレイ面に何か貼ると指紋センサーが正しく動作しなくなるかもしれないってことです。

表ガラス

左右2辺が大きく湾曲した3Dガラス。
防汚コートが強力なのか、かなりヌルヌル滑って気持ちいい。

上下2辺もエッジ付近が僅かに湾曲しています。フィルム選びには注意が必要です。

別記事で曲面に貼れるタイプの保護シート「Flexible Shield (PDA工房製)」をレビューしています。

裏ガラス

4辺が湾曲した3Dガラスです。
ホログラムのように複雑な反射を見せます。
下の方が黄色く、上の方が赤っぽく反射します。
触感は表ガラスと同様かなりヌルヌルです。

色は紫→水色→薄水色へとグラデーションしています。
これはどの角度でも同じに見えます。
グレイシャーホワイトと言いつつ白い部分は無くどちらかというと水色。

浮かんで見えるロゴが奥行きを感じさせます。
この奥行き感と反射光の色、グラデーションの3つの要素によって動きのある美しい外観を表現しています。

反射光を良く見ると面がちょっと粗いことが分かります。
これも意識して見なければそんなに気になりません。

フレーム

フレーム部分は金属製。
かなり指紋が目立ちます。
素材は分解して確認します。

よく見るとちょっとザラザラ。
でも手触りはツルツルだしパっと見はピカピカです。

カメラ

5個のレンズが並ぶ威圧感。
パネルはガラス製、周囲の飾りは金属製です。

激しく出っ張った3連カメラ。
遠目に見ても明らかに飛び出しています。
エッジが鋭くて指が引っ掛かるとちょっと痛い。。机とかに置く時は家具の傷付きに要注意。
ここはRにして配慮してほしかったところ。

カメラ部の厚みは11.63mm。

本体部分は9.75mm。
つまりカメラ部分はなんと1.88mmも出っ張っていることになります。

3連カメラのレンズはかなり大きく直径4mmくらいあります。
高画質を主張するようなただならぬオーラを放っています。

フラッシュLEDは4灯のようです。
2灯ずつ2つに分かれていてそれぞれクリアレンズと乳白レンズ。

カメラ周りの内部構造は分解記事で詳しく書いています。

ファンクション

底面にスピーカー、マイク、USB Type-Cコネクタ、イヤホンジャック。
コネクタの入口がちょっと汚いのは最初から。

天面に赤外線ポートとサブマイク。
赤外線ポート横のアンテナスリットは樹脂です。

右側面に電源キー、ボリュームキー、カードスロット。
キーはカチカチとしっかりとしたクリック感。
もちろん全て金属製。

レシーバーの右半分はダミー。

近接センサーや照光センサーは見当たりません。

センサーの在りかは分解記事で解説しています。

カードスロット

付属のSIMピンでカードトレーを取り出します。
手前がSIM1、奥がSIM2。nanoSIMカード専用で、SDカードは非対応です。

防水モデルではありませんが止水用と思われるパッキンが付いています。

重さ

重さが気になったので測ってみたら210g。
厚みがあるのもあって手に取ると結構ズッシリと重さを感じます。

別記事にて重さの分析を行いました。

講評

日本では見かけない美しいカラーリングでついつい眺めていたくなるような美しさ。
スマホのデザインがどんどんシンプルになって面白さが無くなってきているので、これを持っていると目を引くし珍しがられるでしょうね。

5万円クラスの質感としてはまずまずといった感じ。
金属フレームの磨きや裏面ガラスの反射面の粗さなどを見ると価格相応です。
それでも気にならないレベルにまとめているのはさすがXiaomiです。

それにしても2mm近く飛び出したカメラにはニヤニヤしてしまいます。
この異質な雰囲気が1億800万画素の象徴と言うべきでしょうか。

強い個性でギラギラと主張するようなデザインが多かった中華スマホに変化が起き始めているようです。