【レビュー】速度と価格がちょうどいい小型折りたたみ充電器「Anker PowerPort III 20W」と細くなったUSBケーブル「Anker PowerLine III USB-C & USB-C 」
USB PD充電器「Anker PowerPort III 20W」をレビューします。
プラグを折りたたみできるタイプでUSB PDに対応し、2000円という買いやすい価格が魅力的な小型の充電器です。
パッケージ
コンパクトなパッケージ。
Anker製品のイラストがエンボス加工された可愛らしいデザイン。
同梱品
充電器本体、取扱説明書、カスタマーサービス案内の冊子。
本体
コネクタはType-Cが一口のみ。
表面はサラサラタッチの艶消し仕上げ。コーナー部分の丸みを帯びた所だけ艶があります。プラスチック感強め。
塗装ではないので塗装剥げの心配はありません。水色の端子がデザインのアクセントになっています。
折りたたみ可能なプラグはグラつきも少なくカチッとした気持ち良い動き。
外装の合わせ目の隙間がやや気になります。
サイズは実測で幅33mm×高さ38.5mm×長さ40mm。
最近の超小型充電器に比べるとひとまわり大きめながら十分持ち歩けるサイズです。
重さは53g。だいたい単三電池2本分と同じくらいの重さ。そこまで重さは感じられません。
モデル名:A2632
PSEを取得済。
5V/3A、9V/2.22Aの2つのプロファイルに対応。最大出力は19.98W。記載はありませんがUSB PDに対応しています。
また、接続された機器が対応する充電規格を判別し、その中の最適な規格で充電を行うAnker独自の「Power IQ 3.0(Gen2)」にも対応。
100V~240Vで海外でも使用可能。
白いケーブルと合わせればすっきり綺麗な印象に。
充電中は耳を近付けると僅かにジリジリ音がしますが日中に気になることはまず無さそう。
夜間の静かな寝室で枕元に置いているような環境だと聞こえるかもしれません。
PowerLine III USB-C & USB-C ケーブル (USB2.0) 1.8m
型番はA8853。
3A/60WのUSB-PDに対応し、480Mbpsのデータ転送が可能。USB2.0規格なのでディスプレイケーブルとしては使用できませんが、高出力の充電器を持っていればPCも問題無く充電できます。
同梱品
ケーブル本体、海外向けの安全規格に関する書類とカスタマーサービス案内の冊子。
ケーブル部分にはシリアルナンバーが印刷されています。
トラブルがあった時にはカスタマーサービスにこのシリアルナンバーを伝えて保証を受けることができます。
ケーブル径は3.5mm。質感は半艶で薄いグレー色。
柔軟性を持っていますが形状記憶しやすい特徴があります。
どちらかというと太め、硬めの部類になります。
PD充電と高速データ伝送に対応したケーブルの中では取り扱いやすい方だと思います。
重さは49g。
PowerLineIIとの違い
PowerLineIIに比べてプラグが少し大きくなり、斜線状の凹凸でグリップ性が向上しています。
ところどころに目立つバリが出ているので精度感は前モデルの方が良い感じ。
挿し心地は程良いクリック感があり挿抜も快適です。
ケーブルの太さは0.3mm細くなりましたが並べてじっくり眺めてようやく違いが分かる程度。
この通り少し細いPowerLineIIIですが購入したてのためか硬くて扱い難さがあります。使っていくうちに馴染んで多少は柔らかくなるかもしれません。
PowerLineIII | PowerLineII | |
容量 | 3A/60W (USB PD) | 3A/60W (USB PD) |
伝送速度 | 480Mbps (USB2.0) | 480Mbps (USB2.0) |
折曲げ耐久 | 25000回 | 12000回 |
ケーブル径 | φ3.5mm | φ3.8mm |
ケーブル色 | 薄いグレー | 白 |
防汚処理 | あり | なし? |
重量 | 49g | 45g |
プラグ | 大きい・滑り止め付き | 小さい |
価格 | 1190円 | 899円 |
電気的な性能はそのままにケーブルを細くしつつ折曲げ耐久を向上させ、プラグデザインを一新したマイナーチェンジ版といったところ。ケーブル部分の防汚処理も効果は不明ながら嬉しい機能です。
ただし重量が増えて少し硬いといったマイナス面もあります。300円程の価格差があるため用途と好みに応じて選択すると良いでしょう。
充電テスト
テスト機①
・GALAXY S20 5G (SAMSUNG)
・バッテリー容量:4000mAh
・端末の最大充電能力:25W
・USB PD:対応/PPS可
・Quick Charge:非対応
電池残量5%から100%まで83分。充電器表面の最大温度は54℃。
テスト機②
・iPad Pro 11インチ 第3世代 Wi-Fi 2021年モデル A2377 (Apple)
・バッテリー容量:7600mAh
・端末の最大充電能力:30W?
・USB PD:対応?
・Quick Charge:非対応?
電池残量5%から100%まで120分。充電器表面の最大温度は65℃。
講評
充電器は少しチープな感じがありますがそこは価格なり。
充電速度は遅すぎず速すぎず。あまりに高速だとバッテリーへの負荷も気になるので今は20Wくらいが普段使いにちょうど良いのでは、と思います。
ケーブルは硬さが気になりますが、少し柔らかい前作PowerLineIIを選択することもできるので好みに合わせて買い分けることができます。
買いやすい価格でもパワーサプライの定番Ankerらしい安定感のある品質でした。
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コメント一覧
待ってました!Realme gt neo 3 あたりのレビューも期待してます!!!